しおん整体院

多賀城市鶴ヶ谷2丁目36-15

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骨とメッセージ物質

我が家の庭のノウゼンカズラも咲き始め、ヒヨドリが花の蜜を啄ばむようになりましたが、まだ梅雨が明ける様子はありません(:_;) 気温は高い日もありますが、まだ極端に低い日もあり農作物が心配です。最近は雨の止んでるすきに何とかウォーキングをしてはいますが、運動不足は否めません。加えて、強い運動を続けてしまった所為か(4月は特にコロナの為、時間があり過ぎたこともあり)折角利府のスタジアムが先月から利用できるようになったというのに、練習後に左膝の周囲筋多数を痛めたことに初めて気づきました。皆さんには絶対無理をしてはいけないといつも言っているのに自己管理を怠ってしまいました。今回はかなり長引いています。はぁ~、情けない(._.)

さて、今回は以前から話題になっている「骨に刺激を与えると体にいい!」ということについて考えてみます。

ヒトの骨も皮膚や他の細胞と同じように新陳代謝が行われ、そして老化もします。骨を壊す働きをする「破骨細胞」によって古い骨が吸収される一方で、骨をつくる働きをする「骨芽細胞」により新しい骨がつくられます。破骨細胞と骨芽細胞による骨の形成が微妙なバランスにより常に新しく生まれ変わることで丈夫でしなやかな骨を保っているのですね。

骨というのは単なる体の支柱ではなく臓器の一つなのですが、骨の主な成分はコラーゲン繊維とそこに沈着しているリン酸カルシウムです。その他オステオカルシンやオステオポンチンなど変な名前の微量な成分が含まれています。これらの微量成分は骨の硬さの調節や、骨の細胞が結合しやすい足場を作ったりしています。

最近の研究ではこれらは骨から溶け出して全身の臓器に働きかけるメッセージ物質として機能していることが分かってきたそうです。特にオステオカルシンは大切なメッセージ物質で脳、筋肉、精巣、すい臓などに働きかけ記憶力、筋力、精力などをアップする「若返り物質」として働くそうです。オステオカルシンは骨芽細胞で産生される骨基質タンパク質で血中にもあります。カルシウム代謝と関わりが深く運動による筋肉増強や認知機能の改善にも関わっています。骨を丈夫にするには運動はもちろん欠かせません。骨には運動などの負荷をかけると強くなり負荷をかけないと弱くなるという性質があります。骨に与える衝撃や負荷はある程度大きくないと効果は望めません。骨により大きな負荷をかけると骨を作る細胞が新しく出来るだけでなくオステオカルシンの分泌も促されることが岡山大学の研究で明らかになりました。

また、肥満の人や肥満傾向で内臓脂肪の多い人はインスリンが効きにくくなり多量に分泌され「高インスリン血症」を招きやすくなります。インスリンには正常であれば骨芽細胞を増やす作用があり、インスリンがうまく働かないと骨芽細胞が不足し骨を作る働きが低下します。

つまり、糖尿病の人は骨が弱くなりやすい!ということになります。ということは、糖尿病の人は筋肉も弱く、認知症になりやすく、精力がなく腎臓も機能不全ということになります。さらにもろもろの合併症にもなりやすいのです。

ウォーキングでも以前に紹介したパワーウオーキングや、速歩とゆっくり歩きを交互に行うなど工夫次第でしっかり骨にある程度大きな負荷をかけることができます。

肥満、糖尿病、筋肉の衰え、認知症、精力減退、骨粗鬆症、腎臓病などなど、全てはつながっているのですね。是非しっかりと運動をして糖尿病や認知症にならないようにしないとね!

あ~、でも私の場合やりすぎないようにしないと(*_*;

 

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コメント: 2
  • #1

    春美 (土曜日, 01 8月 2020 08:41)

    やりすぎは、よくありませんねぇ。
    かかと落としがいいと聞きます。信号待ちの間とかに、ちょいちょい。
    8月だけど、これから夏はどうなりますか。
    サンマが食べられないことだけは、たしか。

  • #2

    しおん整体院 (日曜日, 02 8月 2020 22:10)

    かかと落としもいいですね。
    そうですね。まだ梅雨も明けていません。
    日照不足もかなり深刻で、やはりお米が心配です。