しおん整体院

多賀城市鶴ヶ谷2丁目36-15

 TEL 022-364-0811

 お電話での受付時間

  午前9時から午後9時まで

 

診療時間

 午前10時~午後9時00分

   休業日

 不定休(月に1~2日)

診療時間外や休日であっても

ご要望に応じられる場合が

あります。

お気軽にご相談下さい!

 

   おねがい

療術中は顔がベッドに当たるためタオルが必要になります

柔らかいフェイスタオルの持参をお願いしています。

花粉症

アレルギー患者は日本人の約半数6000万人いるそうです!スギ花粉を筆頭にヒノキ、イネ科、ハンノキ、ブタクサ… その他、ハウスダスト、ダニ、犬、猫、化学物質など日常にあふれています。私もスギ花粉症だと思いますが(毎年この時期鼻水、鼻詰まりで悩まされます)、何と今や日本人の約4割はスギ花粉症だそうです。

先日、ある患者さんから「花粉とPM2,5なんかがくっつくと爆発して小ちゃくなるから普通のマスクじゃ防げないんだって!高級なマスクじゃなきゃだめなんだってよぉ~」と言われました。ええ~、爆発するの~?何それ~ってことでまたググってみました。以下、厚生労働省、環境省、埼玉大工学部、日本科学未来館、複数の製薬会社の引用多数です。

4割の人が花粉症だとするともはや遺伝的な体質だけではなく、食生活の変化、インスタント食品やファストフードなど、睡眠不足や不規則な生活、ストレス、そして以前から言われていた排気ガスが花粉と結びつくことで悪化するのだと漠然とは思っていたのですが…

アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン=抗原)を含む花粉に何年も接触していると、主に遺伝的にアレルギーの素因を持つ特定の人の体内でアレルゲンに反応して抗体という特殊なタンパク質が生成されるのが発症の第一段階です。免疫システムの過剰反応ですね。

明らかになっているスギ花粉のアレルゲンは、cryj(クリジェイと言うようです)1とcryj2というタンパク質でcryj1は主に花粉の外側に、cryj2は花粉内部のデンプン粒に含まれます。花粉、花粉と言うけれどこのcryj1と2の小さな粒々がアレルゲンだったのですね!2種類のアレルゲンをもつスギ花粉ですが、何と濡れると割れます!!(雨の日の翌日はやはり酷くなるのですね!)

雨や鼻や目の粘膜で花粉が濡れるとまず、外壁からcryj1が染み出てきてcryj1を含む粒もポロリととれます。完全に湿ってから4分後には水を吸って膨らんだ花粉の殻が割れ、cryj2を含む中身が出てcryj1と2が解き放たれます!すると免疫細胞がcryj1と2を発見し免疫システムが作動し、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみなどが起こります。ヒスタミンとロイコトリエンという2つの化学物質が主にくしゃみ、鼻水、鼻詰まりを生じさせます。まぶたの結膜表面を被う涙液で花粉からcryj1と2が溶け出し又は直接反応し、目のかゆみ、涙目、充血を引き起こします。

そしてやはり、大気汚染物質が殻に亀裂を入れやすくして花粉を割れやすくしているというのは事実だったようです!特にこの時期、黄砂(2~5月に90%が発生するそうでスギやヒノキ花粉の時期と重なりやっかいです)が大気汚染物質を一緒に運んでくると、大気汚染を含んだ雨が花粉からアレルゲンを溶け出しやすくすることが都市部での花粉症の患者を増やしている原因だと考えられています。

一般的には「スギ花粉がとか「花粉がとかいう表現をしますが、このアレルゲンのcryj1と2が問題なのですね。花粉自体は30ミクロン(図にあるように0,03mm)と大きいので直接呼吸器系深部に入れませんが、cryj1と2は1,0ミクロン以下なので簡単に入り込め肺胞にまで達するそうです。 

自然状態で割れる花粉は2割程度ですが、大気汚染物質と接触した場合約8割が破裂し高濃度のアレルゲン物質を拡散するとのこと。

さらにPM2,5中の硫酸塩と花粉のアレルゲンが一緒に存在するだけで爆発しやすくなり、気管支炎や喘息を誘発させたり新たなアレルゲンをつくる可能性があることが解ってきたというのです!でも高級マスクは高いしなあ… 本格的にグラウンドで練習もしなきゃいけないしなあ… くそぉ花粉症めぇ!

それから、今年は今月3日位から鼻がぐずぐずし出しやけに早いなあと思っていたら、スギの花粉は 前年の7月頃から作られ、高温で少雨だと花芽が多く出来るそうで、花粉の完成は10月頃で11月には花粉が少しずつ飛び始めることも知られてきています。(びっくりです!)去年は全国的に酷暑だったもんね。地球温暖化がスギ花粉の増加を促しているとは… 今年の夏は暑すぎないように(>_<)

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    春美 (月曜日, 01 4月 2019 08:09)

    私はいまのところ花粉症ではないのですが、夫がそうです。職場の同僚から、花粉症にルイボスティーがよいと聞いてきて、毎日持っていって飲んでいます。ルイボスティー、アンチエイジングとかほかにもいろいろ効能があるらしいのですが、味が好みではないので、私は飲みません。気持ち、症状が軽い気がすると言っていました(笑)
    そういえば、紅茶がインフルエンザ予防に効果がある…なんて話題もありましたね。
    マスクならまだしも、ガスマスクして外出するなんて日がこないとよいのですが。花粉とかを寄せつけないスプレーみたいなものもあるようですけど。
    ちょっとずれるかもしれませんが、除菌グッズがあれこれあって、たしかに安心かもしれませんが、かえって抵抗力、免疫力が衰えるのではないか、とオバチャンは危惧しています。

  • #2

    しおん整体院 (月曜日, 01 4月 2019 11:21)

    減感作療法など根治療法以外では、やはり免疫システムの正常化が鍵かもしれません。
    となるといつも同じ結論になりますが、腸内環境を整えるということでしょうか…
    一時的ですが花粉症に効くツボもあります(^^)/