陸前高田、間に合わず

東大寺と鶴岡八幡宮主催「東日本大震災物故者慰霊と被災地復興への祈り」と、さだまさし氏の奉納演奏が岩手県陸前高田市でありました。こりゃ行かなくちゃと思ったのですが、前日に娘が頂いてきた秋刀魚１０匹の処理と町内会の仕事もしていたら出発が遅くなり気仙沼で断念！

しかし、気仙沼の岩井崎という所で三陸復興国立公園というのが目に留まりました。陸前高田の「奇跡の一本松」のように、気仙沼の岩井崎にも津波が引いた後に岬の先端部に一本の松が奇跡的に残っていたといいます。その姿はまるで海に向かい、津波に立ち向かう天に昇る龍のようであったことから、いつしか「龍の松」と呼ばれるようになったようです。

被災から立ち上がる復興への希望と強い意思を表す復興へのシンボルとして後世へ残すという想いが込められています。

また、すぐ隣の潮吹き岩では波のうねりも大きい所為もありますが、「ドドーン」という大きな音と共に１０ｍほどの高さまで海水が吹き上げていました。

２週間前にツールド東北で神割崎まで訪れましたが、その時は沿道の人々やエイドステーションでの地域の方々の想いに気持ちが取られ、防潮堤や仮設住宅、新しい家並みなどそれほど強く感じることはありませんでした。（日曜日でダンプカーやトラックは走っていなかったということもあるかも知れません）昨日、気仙沼から石巻まで車で海岸沿いを南下して思ったのは、もう７年半も経ったのにまだこうなの？橋や道路もまだ壊れたままなの？ということでした。ダンプやトラックのナンバープレートを見るとまだ様々な地域から応援に来ているようです。

来月13日は福島での復興イベント。ツールド福島は初めてです。想いを全身で受け止めてきたいと思います。