犬と食事

我が家の愛犬ポチ（ゆず）のご飯は主にドッグフードに少し肉や魚、チーズなどを混ぜたものなのですが、私の母は自分の食事の時、そばにポチがいると必ず自分のおかずの中から肉など何かしらを与えるのです。私たちがいないときなど、こっそり素早く食べさせるようです。先日は「ゆずはスパゲッティも食べるんだよ」となぜか得意げに言うではありませんか。「玉ねぎや他にも色んなものが入っているから食べさせちゃだめだよ」と言っても自分のおかずから少し何かをやっちゃうのです。

だけど何故犬に玉ねぎを与えてはいけないんだろう？その他にも犬に食べさせてはいけないといわれている食べ物が結構あります。その理由とは一体何なのだろう？ という訳で少し調べてみました。

まずダメなやつの筆頭は玉ねぎやネギ類です。有機チオ硫酸化合物というのが決定的にダメらしく、赤血球のヘモグロビンを酸化させ溶血性貧血や血尿を引き起こすそうです。少量でも放っておくと死んでしまう犬もいるそうです。人では血栓症予防や抗癌作用、免疫力アップなど有益な働きをするのに不思議です。

次はチョコやココアでしょうか。カカオに含まれている成分が中枢神経系や心臓に影響を与え心不全になることもあるといいます。

３番手はイカ、タコ、エビ、カニかな。消化が悪いらしく下痢や嘔吐の症状がでるのでダメだそうです。

どの成分が毒か分からないけれど、ぶどうも急性腎不全になることもあるため与えてはいけないらしいですね。

牛乳も乳糖分解能がないため下痢をすので、犬専用の牛乳があるようです。

レモンやグレープフルーツは外皮部分に中毒性の物質があり、ドライフルーツは食物繊維や糖分が凝縮されているので下痢や腹痛を起こすようです。

その他、基本的には「脂肪や糖分、塩分が多いのを与えてはいけない」という感じでしょうか？

塩分については諸説あるようですが、犬も動物なので人と同じくらい必要だと考えられて一日体重１ｋｇ当たり0,1g程度では？というのが多いです。ドッグフードには必要な塩分が含まれているらしいのですが、いつも食べさせているドッグフードのパッケージには塩分表示はありませんでした。

しかし、どうもすっきりしません。犬と玉ねぎにしても因果関係が判明したのはつい20～30年前のことで、必要塩分についても動物病院や獣医さんによって考えがまちまちのようです。40～50年前までは人間様の残飯を平気で食べさせてもいました。ご飯に玉ねぎの入った味噌汁をぶっかけて食べさせてもワンちゃんは何ともなかったと記憶しています。

確かに寿命は短かったと思います。おそらく６～７年位、１０年は生きなかったかもしれません。犬種によりますが、今は15年位生きる犬も珍しくありません。それだけ食事に気をつかい家族同然になったということなのでしょうネ。