しおん整体院

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疲労物質と疲労回復物質

10月に乳酸について書きましたが、今回は疲労物質FF(ファティーグファクター)と疲労回復物質FR(ファティーグリカバーファクター)についてです。

その前に活性酸素からです。人間が活動する時あらゆる細胞で大量の酸素を使いますが、その時にわずかですが(1~3%と言われています)活性酸素ができます。今や皆さんご存知のようにその激しい酸化力で体を攻撃しサビさせて病気や老化の原因をつくる張本人ですね。一方で活性酸素は強力な酸化作用をもっていて身体に侵入したウイルスなどの外敵をやっつけたり、毒物の解毒作用などに利用されるようです。

普通に生活していればこの活性酸素から細胞を守る酵素たちが働いてあまり問題はないのですが、激しい運動や強いストレスを感じると活性酸素が急激に増え、この酵素たちでは守り切れなくなります。過剰の活性酸素が細胞を傷つけ機能低下を起こし疲労するようです。

この疲労のおおもとの活性酸素により酸化した細胞から出る老廃物の一種から誘発されるタンパク質が疲労因子FF(ファティーグファクター)です。このFFは心臓病や糖尿病などの生活習慣病の原因にもなるといわれています。FFの存在が明らかになったのは2008年東京慈恵医大の近藤一博教授によってです。この疲労因子FFは疲労を起こす直接の原因であり、疲れているとは体に疲労因子FFがたくさん増えた状態であると報告しています。

しかしヒトの体はこのFFをそのまま放って置くことはなく、これを抑制しようとするシステムが働きます。この時働く物質が疲労回復物質FR(ファティーグリカバーファクター)です。この物質は傷ついた細胞の修復を促す働きがあり、疲労が回復していきます。だけど同じような運動やストレスを感じても人によって翌日の疲労の度合いは違います。このことは、このFRの反応性の高い低いにあるようです。

FRの反応性を高めるためには毎日の軽めの運動と食事や生活習慣の改善が必要のようです。

では何を食べればよいかといえば、具体的には活性酸素については、緑茶や抹茶、トマト、アーモンド、唐辛子、葉物野菜、牡蠣、レバー、牛肉、卵が、そしてFRを増やすには鳥の胸肉やささみ、カツオやマグロなどの回遊魚がいいようです。

やはり食事に気をつけ適度な運動をしリラックスすることが大切なようです。


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コメント: 2
  • #1

    春美 (火曜日, 09 12月 2014 20:38)

    食べ物と適度な運動。
    簡単だけど、なかなかむずかしい。
    野菜は、気をつけて食卓に並べようと思ってます。

  • #2

    sionseitaiin-tagajo (水曜日, 10 12月 2014 12:13)

    一番大事なのは毎日の飲食物です。次は同列で、適度な運動と睡眠、ストレスの少ない生活、リラックスできる環境をつくることです。頑張りましょう!
    (でも、私もできていませんが・・・)