29回目

11月3日は29回目の結婚記念日でした。毎年どこかへ食事に行くか、一泊で旅行するかのどちらかでしたが、今年は妻の希望で今の被災地を見に行きたいと南三陸へ行くことになりました。私は震災直後から泥かきなどのボランティアもしましたが、妻は多賀城以外の被災地については分からないので3年半以上過ぎてしまったけれども現状を知りたかったようです。写真は現在の南三陸の津波被災の象徴である、防災対策庁舎の変わり果てた姿です。この日も遠くからこの地を訪れた人たちが大勢いました。

今回は限られた時間の中で多くの場所へ行くことは出来ませんでしたが石巻、渡波、女川、南三陸、気仙沼とおおよその今の状況を知ることができました。

写真は、分かりにくいかもしれませんが、津波で破壊された「歌津駅」のプラットフォームです。左端は途切れたままです。高さは２０ｍ以上はあると思います。この左側はトンネルで、その先は崩れたままでした。

写真は今回泊まった所の露天風呂からの眺めです。すぐ下が海です。ほぼ180度海の絶景が広がっていました。誰もいなかったので撮っちゃいました。

今回の一泊旅行ではどの被災地も同じ様な顔をしていました。多賀城とは異なりまだまだこれからです。仮設住宅も多く、不安を抱えて生活しています。行き交う車はダンプカーばかりです。私にできることは限られていますが、余裕ができればボランティアで整体ができれば…と思います。