しおん整体院

多賀城市鶴ヶ谷2丁目36-15

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   おねがい

療術中は顔がベッドに当たるためタオルが必要になります

柔らかいフェイスタオルの持参をお願いしています。

バランス

考えてみると人間の骨の中で最大の大腿骨は腰から膝までまっすぐに伸びているのではなく、少し斜めになっている。いわばL字になっている骨です。このL字の先端に球状の大腿骨頭というのがあって滑らかな硝子様軟骨に覆われて股関節をつくっています。どれぐらい滑らかかというと、何と摩擦係数が0,02~0,002といわれています。関節によって少し異なるようです。氷と氷でも0,03程です。(摩擦係数1というのは1kgの物体を水平に引くとき1kgの力を要するということのようです。)この股関節は普通に使っていれば80年以上は耐久性があるということですが、遺伝的要因や病気、生活習慣や急激な体重の変化、激しい運動によって耐久年数は変わってくるでしょう。これはどの関節にでも同じことがいえると思います。

上の図のように大腿骨頭の中心と膝関節の中心、足関節の中心を結ぶ運動軸(下肢機能軸)

は、垂直軸と約3°ずれています。これは解剖軸(大腿骨長軸)と大腿骨頭との角度(頚体角)が約120°であることと大腿骨頭が上から見ると約10°~30°前方に向いていることが関係しています。もし大腿骨が股関節からまっすぐ伸びているなら、うまく走ることも歩くことさえ難しいことでしょう。

さて、以前にも書きましたが、私の右脚は二十数年前の右膝の不要の手術のため、少しO脚になっています。大転子(大腿骨が腰の所でぽこっと触れるところ)が正常より少し外側に出っ張っていて、腸骨の前面部や右腰の深部が硬くなっています。そのため右脚の方が少し短い状態になっています。そんな脚で短距離走をすると当然左右のバランスが崩れ、いつも腰や膝に負担がかかり痛みが出ます。

なにしろ10年も放って置いてさらに間違ったウエイトトレーニングを15年以上行ってしまったので元に戻すのは大変です。現在は何とかセルフ整体で少しずつ良い身体を作るべく努力しています。皆さんもいつも同じ所が痛い、いつも同じ所を手でさすっているなんてことはありませんか?もしかしたら昔の手術やけがのためにバランスが崩れているのかもしれませんね。